ATAC-Seq リソースセンター

はじめに

ATAC-Seqとは、Assay for Transposase-Accessible Chromatin with high-throughput sequencingの略です。ATAC-Seqは、高活性改変型Tn5トランスポゼースを用いて、次世代シーケンサー (NGS) ライブラリーを構築します。NGSアダプターをトランスポゼースに組み込むことで、クロマチンの断片化とオープンクロマチン領域へのアダプターの付加を同時に行うことができます。生成されたライブラリーからNGSで塩基配列を決定し、ゲノム上のオープンクロマチン領域や活性化領域をバイオインフォマティクスで解析します。

ATAC-Seqの主な利点は、FAIRE-SeqやDNase-Seqなど、クロマチンの特徴を調べる他の手法と比較して、アッセイに必要な細胞数が少なく、2ステップのプロトコルのため比較的簡単であることです。

ATAC-Seqは、出発材料として約5万個の細胞しか必要とせず、比較的短い2ステップのプロトコルで、エピジェネティックな解析を始めることができる魅力的な方法です。サンプル中のクロマチンの状態を解析したい、あるいは特別な処理の前後でクロマチンの状態を比較したいなど、ゲノム全体のクロマチン変化を調べることができます。また、フォローアップ実験で次にどのエピジェネティック修飾や転写因子を調べるべきか、どの方法で調べるべきかという指針を示すことができます。

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